◆ リウマチ
- リウマチとは?
単一疾患名ではなく、関節・骨・筋肉の痛みやこわばりを来す疾病の総称です。
正式には慢性関節リウマチ(RA)と呼ばれています。
- 診断検査法は?
関節リウマチの検査には、血清、血沈、CRP、エックス線写真があります。
リウマチ反応(リウマトイド因子)は、関節リウマチの患者の80〜90%で陽性となります。
しかし、リウマチ患者の方でも陽性とならない人もあり、また、関節リウマチ以外の病気の人や健康な人でも陽性となることもあります。
結局、陽性反応が出たからと言って必ず関節リウマチというわけでもないのです。
しかし、リウマチの進行や関節症状の進み方を知るための検査としてエックス線写真は必要となります。
同様に、血沈やCRPもリウマチの炎症の程度を知る上で役に立つ検査です。
リウマチの病勢が強いときには貧血がみられますが、治療によって抑えられてくると貧血も軽くなるので参考になるのです。
- その他の検査法は?
リウマチは薬物療法を長期にわたって行うので、くすりの副作用に気をつけるための検査が必要となります。
1.尿検査(たんぱくや赤血球)
2.血液検査(貧血、白血球や血小板の減少)
3.血液生化学検査(肝機能、腎機能)