徒手矯正療法
◆ 脊椎操作(SA)療法とは
頚椎・胸椎・腰椎・仙椎の四グループが持つ機能特性を重視した治療法です。
バイオメカニクスと運動生理学を基本に考え出された全く新しい治療法です。
肩こり・寝違い・筋緊張性頭痛・ギックリ腰などの症例に著効を示しています。
脊椎操作(SA)療法はてらうち鍼灸整骨院で開発された最新の治療法です。
SA療法についての詳細は看護婦さんをクリックしてください。
◆ 脊椎操作(SA)療法の特色
SA = Spine Adjustment
1.頚椎グループの特殊性に着目
頚椎はおよそ6Kgほどの頭部を支えています。ボーリングのボールでいうと約13ポンドぐらいです
が、この荷重が姿勢により椎間関節および椎間板に負荷をかけています。
さらに、頚部は前後屈・左右回旋・左右側屈運動を組み合わせた複雑な動きをしています。
脊椎操作(SA)療法ではそれぞれの動きにおける各頚椎の動きを分析し、症状によりその動きに
変化が生じていることに着目しました。
運動生理学的分析によりそのメカニズムを推測し理論体系化した結果、臨床での症例報告は90%
以上の確率で著効を示しています。
2.側わんのメカニズムを解析
地球上、自然軸である垂直軸が基本となっています。
それに対抗する体の基本軸は脊柱であり、それを構成するものが脊椎であることから脊椎の個々
の変位はバランスを取ろうとして更にさまざまな変位を作り上げて行きます。
実際、側わん症の場合、脊椎は側方変位とともに回旋変位を起こし、その程度により脊柱上の
どこかで、もしくは脊柱以外のどこかで左右群のバランスを取ろうとします。
すなわち、側わんの左右性が非対象であっても左右群は力学的に釣り合おうとしているのですが、
釣り合いをとろうとしている部位と負担率を考えてみれば各椎骨グループにおける変位度が予想
することが出来ます。
(以上のことは前後の軸バランスにおいても当てはまります。)
また、姿勢と症状によりこの変位度は側方変位と回旋変位のみならず前・後方変位をも考え合わ
せることが必要となってきます。
結果として側わんのメカニズムを分析することは脊椎調整および体のバランス調整に直接結びつ
いた治療法を作り上げることにつながりました。
3.回旋筋への働きかけに成功 !!
一定以上の筋力を伴った複合運動の合成形態は回旋運動となります。
一方向運動しかしていなくてもそれは単に左右回旋が釣り合っているだけのことであり、その証拠
にブレが無いのがおわかりだろうと思います。
さらに複合運動で作られた合成回旋をコントロールし、方向付けるのが一方向回旋筋の重要な役
割となります。
伸筋・屈筋はそれぞれ拮抗筋として相互補助作用を受け持ちますが、回旋筋である外旋筋・内旋
筋もしくは右回旋筋・左回旋筋は互いに相互補助をする拮抗筋としての機能は持たず、単独の機
能を果たしているのです。
存在位置を考えれば単一方向作用を持つ表層筋をコントロールするという機能上、すべての回旋
筋は深層に存在しています。
脊椎操作(SA)療法は深層部にある回旋筋に直接作用することが出来るため、最新のマニピュレ
ーション(徒手での操作療法)として臨床で数々の著効例を上げています。